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2024年 1月 4日 外大生が教える!言語の学び方【音読編】
Salut! (こんにちは!)
今日はフランス語で”Hi”にあたる挨拶で始めてみました、平木です!
今回はタイトルにある通り、先日12/11に投稿した「外大生が教える!言語の学び方【動画編】」の続編になります!
まだ読んでいない人はぜひこちらのリンクからチェックしてくださいね↓
外大生が教える!言語の学び方【動画編】 | 東進ハイスクール 茗荷谷校 大学受験の予備校・塾|東京都 (toshin-myogadani.com)
ということで今回は音読編です!
東進生であればもう耳タコであろう音読。
POS画面にも安河内先生の音読方法についての動画が上がっていますね。みなさん見たことありますか?安河内先生面白くて大好きなんですけど、なにより内容がとっても参考になるのでぜひこのブログと一緒に見てみてください!
これだけ東進が音読を推しているのは、もちろん実際に効果があるからなんです!
なのに実際実践している人は少ない…
これは非常に悲しい事態です。。。
なので!
今日はみなさんに私の実体験をもとに音読を布教しようと思います!
Chapter 1 外大生が音読のすごさを実感した話
私が音読のすごさに気付いたのは高校1年生の時。フランス語の中間テストの対策をしているときでした。
発音練習も兼ねてテスト2週間前から毎日1時間、テスト範囲の長文を
ひったすら、何回も
音読しまくっていたんです。
するとどうでしょう。
・前置詞、熟語表現がすらすらと出てくる
・単語や文章の意味が覚わる
・長文の流れ、あらすじが細かく抑えられる
・発音を意識できるようになる
・文の最初の単語が出てきたらそれに続く文章が口について出てくる
ではありませんか!
フランス語の考査は英語と同じように授業で扱った長文についての問題だったのですが、音読をするようになってからは90点以上を取り続けることができました!
つまりこれは英語にも効くということです。これは使わない手はありません。
ちなみに外大のベトナム語科にKくんという友達がいるのですが、彼は毎日大学の廊下でベトナム語を音読しまくった結果、「ネイティブじゃないの!?」と疑うレベルでベトナム語が上達していました。もう普通に会話していても時々ベトナム語が出てくる始末です。
Chapter 2 音読のいいところ
「自分で発音できない音は聞き取れない」
という話を聞いたことがありますか?
私はこれはかなり当たっていると思っています。
これは「自分で区別できない音は聞き取れない」ということです。
言語にはそれぞれ存在する音と存在しない音があります。
例えば日本語には母音が [a, i, u, e, o] の5つ、子音が [j, w, k, s, c, t, n, h, m, r, g, ŋ, z, d, b, p] の13個なのに対し、英語は母音が [iː, ɪ, e, æ, ʌ, ɑː, ɒ, ɔː, ʊ, uː, ɜː, ə, eɪ, aɪ, ɔɪ, əʊ, aʊ, ɑʊ, ɪə, eə, ʊə] の20個、子音は [p, b, t, d, k, g, ʧ, ʤ, f, v, θ, ð, s, z, ʃ, ʒ, h, m, n, ŋ, l, r, w, j] と24個もあります。
つまり、英語では区別しなければいけない音が増えるということです。
例えば、日本語で「ライス」と発音したとしましょう。
間違いなくこれが思い浮かびますよね?
では英語ではどうなるでしょうか。実は2通りの可能性があるのです。
まずこの R ice、そして
L ice、シラミです。
“I ate ライス for dinner”
と聞いた時、 l と r の発音の違いを聞き分け、発音し分けられないと大事故が起こってしまうことが分かっていただけたかと思います。
とにかくある言語を使うためには存在する音を区別しないといけないのです。このとき自分で実際に音読してその発音の違いを認識するのは効果的な方法となります。
Chapter 3 音読するときのポイント
それでは最後に音読歴4年の私から、音読するときのポイントを紹介して終わりにしようと思います!
その① 発音、アクセントに気を付ける
先程言ったように、音読は発音やアクセントの区別がミソのひとつです!
音読するときは英語であれば
・母音(日本語は5つなのに対し英語は20個!)
・lとr(日本語ではどちらもラ行)
・bとv(日本語ではどちらもバ行)
など日本語では一つの音でまとめてしまう音に気を付けるのがいいでしょう。
またこのときおすすめなのが誰かの話し方をモデルにすることです。
映画のキャラクターや好きなアーティスト、クラスの発音がいいお友達、誰でも構いません。
私は学校の先生やネイティブのYouTuber、フランス帰国子女の先輩の話し方や発音を真似するように意識していました!
その② 何回も繰り返す
とにかく繰り返しましょう。
言語は何回も繰り返し練習、継続しないと身に付きません。
スポーツや楽器など、部活の練習と一緒ですね。
勉強中眠くなったタイミングで1日10分ずつでもいいので、毎日できるのが理想的です!!
その③ 自分の音読を録音する
もう一つおすすめなのが、自分の音読の録音を自分で聞き直すことです!
自分の声を聞くのは恥ずかしいかもしれませんが、そこをこらえてください…!
自分の音読を客観的に聞いてみると、発音が曖昧になっていたり、聞き取りにくくなっている部分がよく分かるんです。録音をもとにディクテーション(聞いた英語を書いてみること)をして、もとの英文と合致させられるか見てみるのもいいでしょう。
さあ、あとは実践するのみです!
幸運にも東進ハイスクール茗荷谷校には音読室があります。あとはおわかりですね?
音読が実践できたらぜひまた感想を校舎で聞かせてください!お待ちしています!